関節の機能障害とは

Q
関節の機能障害とは?
A

関節の機能障害とは、関節の動きが制限されたり痛みが生じたりする状態です。関節の可動域の制限の程度により後遺障害等級が認定されます。

可動域とは

Q
可動域とは?
A

身体の各関節が動ける範囲のことをさします。「ROM」(Range of Motion)と呼ばれることもあります。

関節の機能障害の原因

関節の機能障害の原因としては、たとえば交通事故などで骨折や脱臼、靭帯損傷など、関節に直接的な衝撃を受けた場合や周囲の組織が損傷した場合などです。

関節可動域の具体的な測定方法

関節可動域の測定は、日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会の「関節可動域表示ならびに測定法」(*)の方法に従います。下表の各詳細ページでは、わかりやすい動画で説明しています。

部位主要運動参考運動
 脊柱(頚部)屈曲・伸展
回旋(左回旋・右回旋)
側屈(左側屈・右側屈)
 脊柱(胸腰部)屈曲・伸展回旋(左回旋・右回旋)
側屈(左側屈・右側屈)
 肩関節屈曲
外転・内転
伸展
外旋・内旋  
 肘関節屈曲・伸展 
 手関節屈曲・伸展橈屈、尺屈
 前腕回内・回外 
手の母指屈曲(MP・IP)・伸展(MP・IP)
橈側外転
掌側外転
手指屈曲(MCP・PIP・DIP)・伸展(MCP・PIP・DIP)
外転・内転
 股関節屈曲・伸展
外転・内転
外旋・内旋
 膝関節屈曲・伸展 
 足関節屈曲・伸展 
足の母指屈曲(MTP・IP・PIP)・伸展(MTP・IP・PIP) 
足指屈曲(MTP・PIP・DIP)・伸展(MTP・PIP・DIP)
関節可動域の具体的な測定方法

関節可動域制限の後遺障害等級

上肢の機能障害

上肢とは、肩から腕にかけての部分です。その中でも、肩関節、ひじ関節、手関節(手首)の3つの関節の動きに制限が生じると機能障害にあたります。

上肢の機能障害で考えられるのは以下の等級です。

詳細解剖学的部位後遺障害の程度
後遺障害1級4号上肢 (上肢及び手指)両上肢の用を全廃したもの
後遺障害5級6号上肢 (上肢及び手指)1上肢の用を全廃したもの
後遺障害6級6号上肢 (上肢及び手指)1上肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの
後遺障害8級6号上肢 (上肢及び手指)1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
後遺障害10級10号上肢 (上肢及び手指)1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
後遺障害12級6号上肢 (上肢及び手指)1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
上肢の機能障害で考えられる後遺障害等級

後遺障害1級、後遺障害5級にある「上肢の用を全廃したもの」とは

Q
後遺障害1級、後遺障害5級にある「上肢の用を全廃したもの」とは?
A

後遺障害1級、後遺障害5級にある「上肢の用を全廃したもの」とは

  • 肩関節、ひじ関節、手関節(手首)の3つの関節のすべてが完全に動かない、あるいはそれに近い
  • 手指もすべて動かなくなってしまった

の双方を満たした状態です。

両方の上肢が全廃すると1級、片方だと5級に認定されます。

後遺障害6級、後遺障害8級にある「関節の用を廃したもの」とは

Q
後遺障害6級、後遺障害8級にある「関節の用を廃したもの」とは?
A

後遺障害6級、後遺障害8級にある「関節の用を廃したもの」とは

  • 関節が完全に動かない、あるいはそれに近い
  • 関節の完全弛緩性麻痺、あるいはそれに近い
  • 人工関節・人工骨頭を入れた関節で、可動域が2分の1以下になっている

のいずれかを満たした状態です。

片方の腕の肩関節、ひじ関節、手関節(手首)のうち、2つの関節が上の状態になると6級、1つだと8級に認定されます。

なお、関節の可動域を測定する際には、ケガをしていない方の関節の可動域と比較します(以下同様)。

後遺障害10級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは

Q
後遺障害10級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは?
A

後遺障害10級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは

  • 関節の可動域が2分の1以下になっている
  • 人工関節・人工骨頭を入れて可動域が2分の1よりも大きくなった

のいずれかを満たした状態です。

肩関節、ひじ関節、手関節(手首)のうち、1つの関節が上の状態になると10級に認定されます。

後遺障害12級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは

Q
後遺障害12級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは?
A

後遺障害12級にある「関節の機能に著しい障害を残すもの」とは、関節の可動域が4分の3以下になっている状態です。

肩関節、ひじ関節、手関節(手首)のうち、1つの関節がこの状態になると12級に認定されます。

股関節の機能障害

股関節に機能障害の後遺症が残った場合に、後遺障害と認定される基準は下表の通りです。

詳細解剖学的部位後遺障害の程度
後遺障害8級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
後遺障害10級11号下肢(下肢及び足指)2下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
後遺障害12級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
股関節の機能障害

下肢の機能障害

下肢に機能障害の後遺症が残った場合に、後遺障害と認定される基準は下表の通りです。

下肢とは、股関節から足までの部分です。その中でも、股関節、ひざ関節、足関節(足首)の3つの関節の動きに制限が生じると機能障害にあたります。

等級の詳細解剖学的部位後遺障害の程度
後遺障害1級6号下肢(下肢及び足指)両下肢の用を全廃したもの
後遺障害5級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の用を全廃したもの
後遺障害6級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの
後遺障害8級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの
後遺障害10級11号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの
後遺障害12級7号下肢(下肢及び足指)1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
下肢の機能障害

後遺障害1級、後遺障害5級にある「下肢の用を全廃したもの」とは

Q
後遺障害1級、後遺障害5級にある「下肢の用を全廃したもの」とは?
A

後遺障害1級、後遺障害5級にある「下肢の用を全廃したもの」とは、股関節、ひざ関節、足関節(足首)の3つの関節のすべてが完全に動かない、あるいはそれに近い状態です。足指もすべて動かなくなってしまった状態も含みます。

両方の下肢が全廃すると1級、片方だと5級に認定されます。

6級、8級の「関節の用を廃したもの」、10級の「関節の機能に著しい障害を残すもの」、12級の「関節の機能に著しい障害を残すもの」の意味は、上肢の場合と同様です。

足指の機能障害

足指に機能障害の後遺症が残った場合に、後遺障害と認定される基準は下表の通りです。

等級の詳細解剖学的部位後遺障害の程度
後遺障害7級11号下肢(下肢及び足指)両足の足指の全部の用を廃したもの
後遺障害9級15号下肢(下肢及び足指)1足の足指の全部の用を廃したもの
後遺障害11級9号下肢(下肢及び足指)1足の第1の足指を含み2以上の足指の用を廃したもの
後遺障害12級12号下肢(下肢及び足指)1足の第1の足指又は他の4の足指の用を廃したもの
後遺障害13級10号下肢(下肢及び足指)1足の第2の足指の用を廃したもの、第2の足指を含み2の足指の用を廃したもの又は第3の足指以下の3の足指の用を廃したもの
後遺障害14級8号上肢 (上肢及び手指)1足の第3の足指以下の1又は2の足指の用を廃したもの
足指の機能障害

可動域制限の後遺障害が残りそうな場合、弁護士にお問い合わせください

Q
可動域制限の後遺障害が残った場合、弁護士に依頼した方が良いですか?
A

可動域制限の後遺障害が残った場合、弁護士に依頼された方が加害者側からお手元に入ってくる金額が大きく増える可能性が高いです。ぜひ弁護士にご依頼をされた方が良いと考えます。弁護士法人サリュでは眼の後遺障害に詳しい弁護士が無料相談を行っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

日本全国どこからでも後遺症についてご相談いただけます。交通事故は弁護士へお気軽にご相談ください。後遺障害に詳しい弁護士がご相談に対応いたします。

北海道北海道
東北青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県
関東茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中部新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
近畿三重県、滋賀県、奈良県、和歌山県、京都府、大阪府、兵庫県
中国岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県
四国香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
都道府県から後遺症について弁護士の無料相談
可動域制限の後遺障害のご相談
後遺症・後遺障害のお問い合わせはお気軽に

後遺症・後遺障害のご相談は、弁護士法人サリュへ。弁護士法人サリュは交通事故解決実績20000件以上の安心してご依頼いただける弁護士法人です。

。弁護士法人サリュは交通事故解決実績20000件以上の安心してご依頼いただける弁護士法人です。