千葉県で交通事故に強い弁護士をお探しの方へ
私たちは千葉県のお客様から年間220件以上
交通事故のお問合せを頂いております(2019年実績)
千葉県の交通事故に強い被害者側専門の弁護士
千葉市中央区新町にある弁護士法人サリュ千葉事務所は、京成線千葉駅から約4分、JR千葉駅より約5分、京成千葉中央駅から約6分のビルにあり、千葉県の皆様にアクセス良くお越しいただけます。
お陰様で昨年、千葉県の方から交通事故のお問合せを年220件以上も頂きました。交通事故の被害にあって納得がいかないことに遭遇していませんか。サリュは交通事故被害者を追い込む理不尽な常識を許しません。交通事故被害者の方に少しでもお役に立てるよう、こだわりの無料相談を実施中です。どうぞお気軽にご相談ください。
〒260-0028 千葉県千葉市中央区新町1番地17 JPR千葉ビル9階
千葉県が令和元年都道府県別交通事故死者数で初めてワーストワンに
千葉県は2019年の都道府県別交通事故死者数で過去に連続でワーストワンだった愛知県をぬいて1位に立ってしまいました。その数172人で、2位の愛知県に16人も差をつけられてしまう結果となりました。前年に比べると14人減少していたものの全国的に交通事故死者数が減っているため1位となってしまいました。このうち、高齢者の死者数が90人と50%以上となっており、全国共通の問題ではありますが、高齢者の事故防止が課題です。
そして歩行者、自転車乗車中の死亡事故で死者が100名近くとなり、歩行者等の安全を確保することが重要といえます。172人の死亡者中、14人を占め、県内最多市町村となったのは千葉市です。
ただ、千葉県の死亡事故が多かったのは人口が多いための結果のひとつとも言え、人口10万人当たりの事故死者数は2.75人であり、これは全国から見て特別に高い数値ではないですし、これに加え前年からの増加数、増加率においてもワースト5入りをしていません。
千葉県は令和元年12月初旬、中旬の事故死者数が非常に多くなっていた
令和元年において交通事故死者数でワースト1位でしたが実はこれは、2位の愛知県との差が16人であったことも考慮すると年末までどうなるかわからない結果でした。令和元年は年の瀬12月1日から22日の3週間程度の間に21人の死者がでています。
本来、年間の死者発生数からすると3週間では10人程度以下に収まるべきところ、年末年始は多くなりがちであるとはいえ大きな数字となってしまいこのような死者数の増加が2019年の総数に響いてしまったといえます。日本全国で見ても、死者数の多い月は死者数の少ない月に比べて1.5倍程度におさまっています。
千葉県内の市町村の令和元年における事故死者数
千葉県警察本部の公表している情報によると、令和元年の千葉県内死者数最多の市町村は千葉市でしたが、次いで市原市の13人、船橋市の11人となります。他の市町村は一桁におさまっており、神崎町、芝山町、睦沢町、長生村、長南町、勝浦市、大多喜町、鋸南町のように死者数ゼロに抑えることに成功している地域もあります。松戸市、柏市、市川市などは、交通事故発生件数自体は1000件を超しているものの、それぞれ、4人、6人、5人となっています。
逆に野田市は交通事故発生件数は300件台に抑えられたものの死者数が7人と、千葉県内の市町村の中では4位の多さとなってしまいました。柏市以外に6人発生した市町村が木更津市、富津市、旭市、5人が市川市以外に流山市、八街市、四街道市、4人が松戸市以外に印西市、香取市、山武市、鴨川市です。有名な遊園地もあり、日本全国から人の集まる浦安市は発生件数も300件台ですし、死者数も3人に抑えることができています。他に習志野市、我孫子市、佐倉市、銚子市、匝瑳市、茂原市、袖ケ浦市、君津市、館山市、南房総市が3人であるほか、高速でも4人が亡くなっています。
一概にはいえないものの全国的に、人口の多い地域は事故数も多くなる傾向がありますが、およそ人口10万人を超える大きな市町村のなかでも、八千代市、鎌ヶ谷市、成田市のように死者数を年間1,2人に抑えることができている市町村もあります。千葉県の10万人当たりの死者数が2.75人であったことから考えるとこれらの地域は千葉県の中では令和元年中の交通事故死者が少なかったといえます。
死亡事故の原因となった違反別事故数
他方、その死亡事故を引き起こした違反別件数では、「脇見等」「運転操作」「安全確認他」の安全運転義務違反以外では前年の平成30年、令和元年ともに信号無視が2桁にのぼります。
千葉県では様々な取り組みを行い、交通安全の徹底、啓発に取り組んでいます
昭和23年に交通事故統計が開始されて以来交通事故死者数で初めて全国ワーストワンとなってしまった千葉県は、様々な交通事故防止についての対策を講じたり、県民の交通安全意識向上のために啓発活動や、取り組みをおこなっているので、それらをご紹介します。
千葉県の取り組み①:サイクルモード・インターナショナル2019での啓発活動
令和元年には幕張メッセで行われたサイクルモード・インターナショナル2019で自転車の安全利用の啓発チラシの配布なども行い、そこでは自転車保険の加入の必要性や加入の有無の確認方法など、出展企業である保険会社の協力も得て相談などの案内をしました
令和2年4月には新しく小学校に入学する児童・保護者を対象に「よい子の交通安全教室」も計画されていました。前年は飲酒状態の体験や千葉県のマスコットキャラクター、チーバ君が記念撮影にくるなどして盛り上がりを見せていましたが新型コロナウィルスの感染拡大に伴い残念ながら中止されてしまいました。
年度の始めには新児童の事故が懸念されますが、千葉県ではスピードを抑え、飛び出しに注意することを運転者に呼び掛けています。また地域安全課のホームページには、交通安全についての沢山の情報が掲載されています。
千葉県の取り組み②:ゼブラ・ストップ作戦
交通事故の多くが夕暮れ時や夜間・明け方の歩行者道路横断中におこっていることから歩行者保護「ゼブラ・ストップ作戦」などのようなユニークな名前の取り組みもあります。
「ゼブラ・ストップ作戦」は横断歩道の安全に特に取り組んだもので歩行者が優先であることを深く再確認し、「前方」をよく見て運転、「ブレーキ」操作、「ライト」の早めの点灯などの頭文字をとったものになります。そして、横断する歩行者がいたら一時停止(ストップ)を必ず行い、事故を「ストップ」との願いをかけたものです。
千葉県の取り組み③:サポカーの紹介
千葉県のホームページにおいては様々な交通安全情報が掲載されていますが、そのうちのひとつとして国土交通省と経済産業省が普及啓発に取り組んでいるセーフティサポートカーについても紹介しています。
サポカー、サポカーSと呼ばれるこの車両は衝突被害軽減ブレーキを搭載した交通安全を支援するための車のことです。サポートカーSは緊急時にブレーキとアクセルの踏み間違いをし、悲惨な事故につながりやすい高齢者の事故に配慮し、衝突被害軽減ブレーキに加えてペダル踏み間違い時加速抑制装置等を搭載した車両です。
ついている機能によって、ベーシック、ベーシック+、ワイドの3種類があり、最も機能の充実しているワイドには車線逸脱警報等も搭載されています。ただ、路面や気象状況などによって機能が作動しないことも考えられるということなので、やはり個々人が注意して運転し、安全運転に気を付けることが重要です。
そして、高齢者の方などは歩行するときや自転車に乗車するときに自分が被害に遭わないこともとても重要ですが、加害者にならないためにも、サポートカーなど技術や判断を補ってくれる可能性のあるものを積極的に取り入れてみたり、必要だと思われるときは運転免許証の返納をしたり、そして歩行時は反射材を取り入れたりしながら交通安全へ意識を新たにしましょう。