会社の従業員が仕事中に交通事故に遭った場合、労災によって治療費休業の補償を受けることができます。それでは、通勤の途中で事故に遭った場合は、労災の対象になるのでしょうか?

通勤途中の交通事故で労災が使えるか

通勤途中に交通事故にあった場合、労災保険は使えるのでしょうか。

Q
通勤途中の交通事故で労災が使えるか?
A

通勤の途中で交通事故に遭った場合、労災の対象となります。

通勤途中の交通事故

通勤の途中で交通事故に遭った場合、労災の対象となります。

通勤災害

通勤途中の事故は「通勤災害」と呼ばれます。

マイカー通勤の場合はもちろんのこと、徒歩通勤の途中で車にひかれた場合や、自転車通勤をしていて衝突事故に遭った場合も、労災の対象となります。

通勤途中に寄り道をした場合

それでは、通勤の途中で寄り道をした場合はどうなるのでしょうか?実は、会社の帰りにコンビニやスーパーで買い物をした場合は、労災の対象になる場合とならない場合があります。

労災の対象となるかの基準

労災の対象になるかどうかの判断は、「通勤を逸脱・中断したか」が基準となります。

例えば、通勤経路の途中にあるコンビニに立ち寄って、缶コーヒーを1本だけ購入した場合は、通勤を逸脱した行為であるとはいえません。よって、事故に巻き込まれた際は労災を申請することができます。

労災の対象とならない場合

一方で、通勤経路を外れてスーパーに寄って日用品を買い物をした場合は、通勤を中断する行為といえます。また、通勤経路の途中で友人や家族の家に立ち寄った場合も、通勤を逸脱する行為といえますので、労災の対象にはなりません。

自動車保険と労災保険の違い、労災保険を使うメリット・デメリット

自動車保険と労災保険の違い、労災保険を使うメリットとデメリットについて下記より詳細をご確認ください。

労災を使うための手続き

労災の手続きは、労働基準監督署で行います。一般的な交通事故では、下記の書類が必要となります。

  1. 交通事故証明書
  2. 第三者行為災害届
  3. 念書兼同意書
  4. 自賠責保険等の損害賠償金等支払証明書または保険金支払通知書

必要書類は、お客様の事故の態様によって異なります。正確な手続きを知りたいという方は、管轄の労働基準監督署にご確認ください。

通院中の交通事故でお悩みの方は当事務所にご相談ください

通勤途中に交通事故にあった方に向けて、労災保険の仕組みやメリット・デメリットについてご説明いたしました。

労災保険にはメリット・デメリットがありますが、あくまで一般的なケースを想定した場合のご説明です。お客様の事故態様や勤務先との契約内容によって異なることがありますので、その旨ご了承ください。「自分の場合は労災を使った方が良いのかどうか分からない」というお客様は、当事務所の無料相談をご利用ください。

当事務所では、日頃から交通事故に力を入れて取り組んでおり、交通事故に関するご相談は無料で受け付けております。サリュの無料相談では、お客様の気になることや不安なことについて、気軽に弁護士に尋ねることができます。

費用をご心配することなく、リラックスしてお越しください。交通事故に関する資料をお持ちいただくと相談がスムーズに進みますが、必須ではありません。お客様にとって無理のない範囲でご準備ください。

当事務所の無料相談は、お問い合わせフォームから申し込んでいただくことが可能です。お電話でのご予約も受け付けております。仕事中の交通事故でお悩みの方は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。

日本全国どこからでもご相談いただけます。交通事故は弁護士へお気軽にご相談ください。通勤途中の交通事故で労災が使えるかに詳しい弁護士がご相談に対応いたします。

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