ICFとは
- ICFとは?
ICFとは、人間の生活機能と障害を分類し、環境因子の観点も加え約1500項目に分類する分類法をさします。International Classification of Functioning, Disability and Healthの略です。
ICIDH
リハビリテーションのための従来の障害の分類方法としては、1980年に世界保健機関(WHO)がICDの補完として発表した「WHO国際障害分類(ICIDH)」がこれまで使用されてきました。
ICFの考案
ICDHの障害分類ではマイナス面にフォーカスしていました。そこでICFではプラス面からの分類がなされました。ICFの活用によって、障害や疾病に関する共通理解やサービスの計画・評価・記録、そして調査や統計の標準的な枠組みが提供されることが期待されています。ICFではバリアフリーなどの環境も評価できるようになりました。
2001年に世界保健機関(WHO)が採択した「国際生活機能分類」(ICF)の日本語版として厚生労働省が作成しました(*)。ICFは、人間の生活機能と障害を分類し、環境因子の観点も加えた約1,500項目に分類されています。
ICFと高次脳機能障害のリハビリテーション
高次脳機能障害のリハビリテーションではICFが活用されます。
ICFは生活機能を
- 心身機能・身体構造
- 活動
- 参加
の3要素で捉え、これらが低下した状態を生活機能低下の障害とします。
ICDとは
- ICDとは
ICDとは、世界保健機関(WHO)がその憲章に基づいて作成した、疾病、傷害及び死因の統計分類です。International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの頭文字をとってICDと略されます。
ICD(疾病及び関連保健問題の国際統計分類 International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)は、世界保健機関(WHO)が作成しました。
ICDと高次脳機能障害
高次脳機能障害の被害者の障害者福祉サービス利用と自立支援
高次脳機能障害は器質性精神障害で、精神障害者保健福祉手帳や自立支援医療の対象です。
障害者手帳の申請のための診断書(精神障害者保健福祉手帳用)に、主たる精神障害として高次脳機能障害、ICDコードをICD-10分類のF04、F06、F07から選択して記載しますが、高次脳機能障害はICD―10コードでF04、F06、F07に該当します(精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について)。
高次脳機能障害と診断された場合は国際疾病分類 ICD-10 の「F0 症状性を含む器質性精神障害に該当します。
1)記憶障害が主体の場合 F04 器質性健忘症候群
2)注意障害、遂行機能障害が主体の場合 F06 脳の損傷及び機能不全ならびに
身体疾患によるその他の精神障害
3)社会的行動障害が主体の場合 F07 脳の疾患、損傷および機能不全による人
格及び行動の障害
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各都道府県から高次脳機能障害の無料相談
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