アスベスト石綿被害賠償金の請求を弁護士に依頼するメリット

アスベスト石綿被害賠償金とは、過去にアスベスト工場や建設現場で働いていた方が国から受け取れる賠償金です。

かつて国が危険なアスベスト被害を見過ごし、多数の労働者が中皮腫や肺がんなどの深刻な健康被害を受けたため、賠償制度がもうけられています。

今回はアスベスト石綿被害金の請求を弁護士に依頼するメリットと注意すべき点をお伝えします。被害を受けられた方やご遺族の方は、ぜひ参考にしてみてください。

アスベスト石綿被害賠償金の請求を弁護士に依頼するメリット

1-1.アスベスト賠償金の要件を満たすかどうか判断してもらえる

アスベスト（石綿）被害賠償金を受け取れる可能性があるのは、かつてアスベストを使った工場や建設現場で働いていた労働者やその遺族です。罹患した症状によっても受け取れる賠償金額が変わります。

しかし要件が複雑なので、自分では「賠償金の対象になるのか、いくら受け取れるのか」がわからない方が多く、権利があるのに賠償金を請求していない方が少なくありません。

弁護士に相談すれば、アスベスト被害賠償金の要件にあてはまるかどうか、どの程度の賠償金を受け取れるのかアドバイスを受けられます。今後の道筋を立てやすくなるとともに、権利を確実に実現して賠償金をきちんと受け取れるメリットがあるでしょう。

1-2.労力をかけずに賠償金を受け取れる

アスベスト国家賠償金を受け取るには、国に訴訟を起こさねばなりません。

そのためには多数の資料が必要ですし、訴状を作成して申立を行い、裁判所に出頭してやり取りを行わねばなりません。

専門家以外の方にはハードルの高い手続きといえるでしょう。

弁護士に任せると訴訟提起や和解、賠償金受け取りまでまとめて任せられるので、依頼者には労力がほとんどかかりません。

手間なく簡単に賠償金を受け取れる点も大きなメリットとなるでしょう。

1-3.労災や健康被害金の支給についてもアドバイスを受けられる

工場型や建設型のアスベスト国家賠償金の支給対象にならない場合でも、別途労災保険やアスベスト健康被害金の支給対象となる可能性があります。

弁護士に相談すれば、こうした別制度による補償についてもアドバイスを受けられるので、現在何の補償も受けていない方は早めに相談するようお勧めします。

2.アスベスト石綿被害金の請求を弁護士に依頼するときの注意点

2-1.弁護士費用がかかる

アスベスト被害金の訴訟を依頼すると弁護士費用がかかります。ただし国から10％の弁護士費用が支払われるので実質的な負担はかなり軽減されます。

2-2.アスベスト被害賠償に精通している弁護士を選ぶ必要がある

すべての弁護士がアスベスト被害賠償に積極的に取り組んでいるわけではありません。アスベスト訴訟に詳しい弁護士に依頼することがよいと思います。
サリュなら、安心しておまかせいただけますし、相談料、着手金ともに無料ですからお気軽にご相談いただけると思います。