弁護士に交通事故の相談をするためには、どのような流れになるのでしょうか?法律相談に持っていくものや、あらかじめ準備をしておくことはあるのでしょうか?
今回は、弁護士に相談に行く場合の流れと準備について説明します。
まずは法律相談を予約する
弁護士に交通事故の相談をしたいと思ったら、まずは法律相談の予約をしましょう。
予約をせずに法律事務所を訪れると、弁護士が裁判所に出かけているかもしれませんし、他のお客様の相談にのっているかもしれません。このような場合は、お電話を受け付けたリーガルスタッフが、「〇月◯日の◯時ごろにまたお越しください」というご案内をいたします。お客様にとって二度手間となってしまいますので、あらかじめご予約をしていただきますようお願いいたします。
当事務所では、お電話やメールでご予約を受け付けております。お客様にとってご都合の良い方法でお問い合わせください。
法律相談に行くまでの準備
法律相談のご予約が取れたら、次は何をすれば良いのでしょうか?
弁護士に法律相談に行くために、必須となる準備はありません。準備は必要ありませんので、いつでもご利用いただけます。法律相談は、「気になっていることについて、ちょっと弁護士に聞いてみよう」という制度です。お客様が思い立ったときに、お気軽にお越しください。
必須となる準備はありませんが、お客様の状況によっては、事故に関する資料をお持ちいただいた方が、弁護士に話が伝わりやすいことがあります。このような場合は、ご予約のお電話をいただいたときに、お電話を受けたリーガルスタッフが、「お客様の場合は、〇〇を持ってきていただくと法律相談がスムーズに進むと思います」というようにお伝えいたします。メールでお問い合わせいただいたお客様には、メールでその旨をお伝えさせていただく場合がございます。
ただし、必須の資料ではありませんので、「資料をそろえる時間が無い」というお客様は、無理に準備していただく必要はございません。お客様にとってご負担とならない範囲でお願いいたします。
それでは、どのような資料を準備しておけば良いのでしょうか?「法律相談にどのような資料を持っていくと役立つか」は、お客様の状況に応じて異なりますが、一般的には、下記のような資料があると参考になります。
法律相談に持っていくと役立つ資料
法律相談に下記の資料を持ってきていただくと、話がスムーズに伝わるため、弁護士が具体的なアドバイスをすることができます。
全てのお客様
・弁護士に質問したいことのメモ、リスト
・交通事故証明書、事故状況報告書
・事故現場の地図、事故状況のメモや写真など
・ドライブレコーダーの動画
・保険会社から届いた示談金の提示書
・当事者の氏名
お車が破損したお客様
・修理費の見積書
・修理のために支払った費用のレシートや明細書
・保険会社から届いた損害査定書
お怪我をされたお客様
・医師による診断書
・治療費の明細書
・入院・通院の日数が分かるメモや日記など
後遺症が残った客様
・後遺障害診断書
・後遺障害等級認定の通知書
・後遺症によってお仕事や日常生活に支障が出ていることのメモ、日記など
お仕事をお休みになったお客様
・給与明細書(お休みになる前の過去3ヶ月分)
・確定申告書、源泉徴収票など(事故にあう前の収入が分かるもの)
事故でご家族がお亡くなりになったお客様
・戸籍(お亡くなりになった方との関係が分かるもの)
ご自身の保険に「弁護士費用特約」が付いているお客様
・保険証券
・保険会社のサイトの「マイページ」や「ご契約内容」を印刷したもの
・保険会社から届いた通知書(「保険内容のお知らせ」など)
以上が、法律相談の際に参考となる資料です。
上記の書類は、あくまで「参考となる資料」です。全ての資料を持ってきていただく必要はございませんし、ご相談の日までに無理をしてそろえていただく必要もございません。既にご自宅にある場合や、すぐに取りに行ける場合など、お客様にとってご負担の無い範囲でお願いいたします。
「自分のケースではどのような書類が必要なのか分からない」という場合は、お電話でお尋ねください。お客様の状況に合わせて、リーガルスタッフが丁寧にご説明いたします。事前のお問い合わせについて料金はかかりませんので、お気軽にお尋ねください。
法律相談の当日
服装は、どんな格好でも全く問題ございません。楽な服装でお越し頂ければ幸いです。お仕事の合間にいらっしゃるお客様は、お仕事の服装のままでお越しください。小さいお子様がいらっしゃるお客様は、お子様とご一緒にお越しいただくこともできますので、ご予約の際にその旨スタッフにお申し付けください。
交通事故の法律相談は、通常は30分から1時間程度で終了します。法律相談の後にスケジュールが詰まっているお客様は、あらかじめ「◯時には事務所を出なければいけないので、それまでに終わらせてください」とリーガルスタッフか弁護士にお伝えください。
法律相談の結果、「この弁護士に依頼しよう」と思えば、その場でご契約していただくことも可能です。そのように思わなければ、その場でご契約していただく必要はありません。一度ご自宅に戻って、ご家族やご友人にご相談していただくこともできます。一度ご自宅に戻った後で、「やはり弁護士に依頼しよう」とお考えになった場合には、その後にいつでもご依頼していただくことが可能です。
その場でご依頼していただく場合は、印鑑(認め印で構いません)と身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)が必要となります。これらお持ちでないお客様は、ご契約書類をお持ち帰りいただいてご返送していただく形を取らせていただきますので、お忘れになったとしても問題はございません。
通常の法律事務所では、依頼する際に「着手金」として数十万円ほど支払う必要があります。当事務所では、お客様に安心して弁護士に依頼してもらうために、原則着手金がかからない事後精算の料金体系を採用しています。このため、着手金をお支払いいただくことは原則としてありません。あらかじめお手元にお金を準備していただく必要はございませんので、安心してご依頼いただけます。
法律相談は思い立ったときに、お気軽にお越しください
今回は、弁護士に法律相談をする場合の流れや準備についてご説明いたしました。
法律相談は、「気になることや不安なことについて、気軽に弁護士に尋ねる制度」です。準備や持ち物などに気兼ねすることなく、リラックスしてお越しください。交通事故に関する資料をお持ちいただくと相談がスムーズに進みますが、必須ではありません。お客様にとって無理のない範囲でご準備ください。
当事務所では、日頃から交通事故に力を入れて取り組んでおり、交通事故に関するご相談は無料で受け付けております。交通事故のご相談は、お問い合わせフォームから申し込んでいただくことが可能です。お電話でのご予約も受け付けております。弁護士にご相談するかどうか迷っている方は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。