夫婦間のモラハラ:見逃されがちな問題を解決しましょう

あなたは「妻」ですか?「夫」ですか?

世の中一般的な印象では、モラハラというと夫による妻へのモラハラが多いと思います。

専業主婦か、収入があってもパートくらいで、仕事を増やそうにも家や子供のことを手伝ってくれるわけではなく、行き届かないところがあれば容赦なく怒鳴られるという環境の場合もあり、そうすると自立のために収入を増やそうとしても難しく、そうこうするうちにモラハラが一層ひどくなる、というケースもあります。

ですが、モラハラで困っているのが女性ばかりかというとそういうわけでもありません。妻からのモラハラを受けて悩んでいる方も少なからずいらっしゃいますし、一般的に男性からするイメージの強いモラハラを、男性である自分が受けているといえずに苦しむ男性も少なくはないのです。

ただ、男性と女性のモラハラ被害者の悩む内容には少々違いがみられることも事実です。

やはり女性の方が抱える、性差からくる本質的な肉体の弱さや、経済的な弱さ、そして小さなお子さんを抱えている状態での追い込まれた立場と、男性の抱える主に精神的な悩みや対外的あるいは家族に対する悩み、あるいは凶器を用いての暴力への悩みなど一概に区別もしきれませんが、多くの場合に少々性質が違います。

ですから、男性には男性のお悩み、女性には女性のお悩み、そしてそれぞれへの有効なアドバイスは変わってくるのが自然なことと思いますので、ご自身にあったページをご覧いただければと思います。

あるいは主に仕事をして外で稼いでいる妻、主に主夫をしている夫、というのも少し違う内容の悩みが発生するかもしれません。

立場別にチェック!私がされていることはモラハラに当たる?

モラハラをする人は、意外と家庭の外では明るくよく気の付く人であったり、逆に控えめであることも少なくなく、家庭内とは様子がかなり違うこともあるので、周囲にはわかりにくいことも多いです。

モラハラに苦しむ人が、やっとの思いで少し相談してみようと思って話し始めても、夫婦の双方を知る人物であったりすると、あんなにいい人がそんなことするわけない、などといわれてくじけてしまい、結局一人で悩みを抱え続けてしまうということもあります。

モラハラに悩む人は、もともと我慢強い傾向があることに加えて日々の暴言等により一種の洗脳にも近い状態になっている場合もあり、「悪いのは自分なのだ」とか、「相手が怒るのにもそれなりの理由があるのだ」「自分さえ我慢すれば平和なのだ」と考え、ひとりで抱え込んでしまう傾向にあります。

もちろん他に原因があり、それが解決した場合などには事態が好転することもあるでしょうが、通常はそのまま抱え込んで、状況が改善することはあまり期待できません。

ご自身がされていることは、モラハラなのか、自分はモラハラ被害者の典型的な型にはまってしまっていないか、考えてみるのも今後の方針を考えていくうえで大事な一歩かもしれません。

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